まず、はじめに言っておきたいことはジャズの世界に行けるとは自分では思っていなかったってことです。
20代にジャズの音楽は聴いてはいましたが、自分の分野だとは思っていませんでした。
ただ、ジャズメンには憧れはあったと思います。
ジャズとの出会いで一番印象的だったのはサックスのソロ演奏でした。
とてもカッコよく、孤独を漂わせながら、演奏しているサックス奏者に憧れたものです。
話は戻りますが、ジャズの音楽は僕は聞きあさったと言ってよいくらい、一つ一つ大切に聞いてはいませんでした。
まあ、カフェで聞いていたようなものかもしれません。
そうした意味でファーストアルバムのタイトルをZoo Jazz、つまり、動物園のように色が混ざっているということを表現しました。
そう表現しないとジャズに失礼だとも思いました。
ああ、そうだ。
僕が小学生の時、初めて買ったCDはレイチャールズでした。
彼の前では僕は足元にもおよびませんが、人生とはつくづく、不思議で捉えられない世界だと思います。